住宅部門の途中から建築九州賞にいってきました。
住宅の評価は非常に難しいと思います。作家とクライアントの言葉だけで語ることができるので。
素直にきれいで気持ちの良さそうなものか、形態的な特徴を出してごてごてしてしまったものに分かれているなと感じました。
地域性なのか、選択の末なのかゆったりした住宅が多く、社会的な問題の接続が見えず、批評が困難と感じたのかもしれません。しかし、質の高い住宅もありました。
一般部門に関しては、勉強するつもりで聴いていたのですが、同じオフィスの空間を組織の設計事務所がやっていても、人による質の差があり、興味を持ちました。
大きな建物の地域性、使い古されたコンテクストではない拠り所、大きなテーマだと思います。
総じて一定の高い質をもった建築群でしたが、模範解答へどれだけ近づけるかという空気感があり、時代の要請なのだろうと解釈しました。
深夜に院生室へ行き、卒計を少し見て、
これも時代の空気か?
いいだろうと思われることをやろうなんてしなくていいのに。
もう少し、逆に冷静に自分に求められていることを考えてもいいんじゃないかな。
もっと遠くに重たい球を飛ばしたいと僕は思いますよ!
2010/01/24
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4年生の上野です。
返信削除これからblog読ませて頂きます。
気づかされたことがとても自分にとって起爆剤になればいいと思っています。ありがとうございました。
不器用なので肩をはずさない程度の飛距離めざします!
おじゃましました!
律儀にコメントありがとう。
返信削除もっともっと面白くなるはずと思って、
困ったら色んな人に相談して、
違う見方とか、考え方を盗んでやっていけば、
積み重ねで自然とできてくると思うよ。
なんて偉そうなことを言いつつ。
いつでも相談してちょ。