2011/04/12
2011.04.12 悪党重源
東大寺大仏殿を再建した男、大勧進重源。残存するものでは東大寺南大門や浄土寺浄土堂で有名なあの方ですね。そう、大仏様の建築です。
事務所で関わってるお寺の現場で屋根がかかっただけの寺社の空間にはまってしまって、とっても気持ちよくって、ゆったりとしてて、住んでみてーと思って、ぱらぱらといろんな資料めくってたら、おやおや大仏様というのは荒々しくっていいなぁと思って調べたらこの本に当たったのです。
勧進というのは現代の建築家と違って、お金も、職人も、技術も自分で集めるんですね。そりゃいろんなことがあります。クリーンでなんていられません。ってか全くそんな人ではありません。とてつもなく壮絶な人生です。あの建築の背後にこんな生涯があったのかと思うと、余計いろいろ知りたくなります。
すぐに役に立つって訳ではないけど、重みのある一冊です。
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