2010/06/20

2010.06.20 みなさんありがとうございます!

前回の発表ポストから一ヶ月以上経ってしまいましたが、みなさんたくさんのお祝いコメントありがとうございます。とってもうれしいです☆当日参加出来ない方は残念ですが、みなさんに楽しんでいただける式にしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、最近考えていることを。
建物を設計するときの、みんなが共有できる物語なり目標が見えないなかで、ぼくらはどう振る舞うべきか?これが設計を続ける大きなモチベーションとなり、現状を革命的に変えるソースを外部に求めたり、妄想を肥大させて物語を捏造したり。

当たり前のことですが、建築家に求められる職能は物理的な環境をつくることです。有限な環境をつくること。それは、どこでも誰でもできることで、どこにでもあるもの。そういった意味ではとても普通のこと。建築が全てを大きく変えることはないけど、建築にしかできないことがあります。

ぼくは建物で新しい快楽をつくれたらいいなと思います。

建物がつくるのはあくまでも人工的な環境です。自然の対立物としての建物。建物をつくることはお祭りであり、自然との距離感を決めることであり、人間にしかできないことです。場所場所における存在の可能性は無限にあり、周辺環境と建物の役割、コスト等を総合的に判断して、一番よいと思える状態をつくる。シンプルな仕事だけど、責任重大で、膨大な判断を迫られる仕事。その判断の一つ一つが毎日の生活環境をつくる。
建物の価値と共有できる体感、毎日を責任をもってつくりあげる。
ぼくは、小難しくべたべたした建築ではなく、新しい快楽を伴ったさらっとした建物をつくっていきたいです。
全身が喜んじゃうような。
でも、壮大な大風呂敷も広げたいから、それは隠し味に。

サウンドのクリエイションとDJのスキルはバランスとれてないとだめでしょ。
そんな話です。