2010/12/16

2010.12.14 著書解題 - 内藤廣対談集2

著書解題 - 内藤廣対談集2
60年代を中心に内藤廣さんが影響を受けた著書の著者と対談した連載をまとめたこの本。
500ページ近くの結構なヴォリュームですが、他の本に浮気せずに一気読みしちゃいました。
この本が面白いのは、自分が大学で受けた教育の源を垣間見ることができることですなぁ。
戦後から日本の建築が立ち上がってくるダイナミズムや当時の生々しい状況が赤裸々に語られています。
知らず知らずのうちに当たり前と感じていること、見直して勉強するいい機会になりそうです。
下記内容です。

磯崎 新 全編予告編だった『空間へ』
     ── 『空間へ』(1971)

長谷川 堯 大正を通して現代をあぶり出す
     ── 『神殿か獄舎か』(1972)

原 広司 人間と建築の同義性を証明したい
     ── 『建築に何が可能か─建築と人間と』(1967)

植田 実 一時代を疾駆した『都市住宅』
     ── 『都市住宅』(1968.5月創刊)

菊竹 清訓 世界に名乗りを上げた〈か・かた・かたち〉
     ── 『代謝建築論─か・かた・かたち』(1969)

宮内 嘉久 自らの立ち位置を問え
     ── 『建築ジャーナリズム無頼』(1994)

林 昌二 毒は薬になり得たか
     ── 『建築家 林昌二 毒本』(2004)

槇 文彦 都市をみる、都市を読む
     ── 『見えがくれする都市─江戸から東京へ』(1980)

川添 登 文明論をもって「滅亡」を大胆に予見
     ── 『建築の滅亡』(1960)

石元 泰博 桂離宮にミースを見た…
     ── 『桂 KATSURA─日本建築における傳統と創造』(1960)
     ── 『桂─日本建築における伝統と創造』(1971)
     ── 『桂離宮─空間と形』(1983)

伊藤 ていじ 民家に文化形成の基盤をみる
     ── 『民家は生きてきた』(1963)

総集編 大川 三雄 活字が伝える時代の証言

読んだ本もあるけど、より深く理解できそう。
さて、どこからいきましょうか。
歴史はつくられたもの、これからこれから。

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